夢の最強繊維生産へ一歩前進。カーボンナノベルトってナニ?

2017年4月19日長期的(大切なこと・生き方・姿勢)

世の中は色々なものが日々現れては消えていく。

そんな中で、これは今後影響がありそうだなあと思ったニュースがあったので、ご紹介。

カーボンナノベルト

構造としては、炭素原子が六個でベンゼン環。

そして、それがくっついて輪っかができます。これが、カーボンナノベルト。

引用元:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/14/news103.html

作れるようになったそう。

名古屋大学ってことで、日本の大学が作ってくれたみたいです。

嬉しいですね。

簡単そうに書いたけど、ベンゼン環っていう安定したものをたわませるのは、多分ひっジョーに難しいので、誰も作れていなかったと思われます。

カーボンナノチューブとの違い

カーボンナノチューブという言葉は聞いたことがあったから、正直

「えッ?何が違う?」

と思ったけれども、ナノチューブの短いバージョンというか、構成単位とも言えるものみたい。

作り方

ベースとなる炭素の輪っかを作る。

ポイントは、ベンゼンと臭素の組み合わせで、組み替えてくっつけていくこと。

いきなりベンゼン環くっつけるわけじゃなくて、なんと11段階も段階を踏んで作る。

 

 

引用元:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/14/news103.html

ナノベルトからナノチューブへ

ナノベルトで直径を決めたら、あとは炭素原子をどんどん付与してやれば、ナノチューブが長くなる。

ナノチューブはこれまでの作り方だと直径を均一にするのが難しかった。

でも、ナノベルトを使えば話は別。

ナノベルトの輪っかの大きさが、ナノチューブの直径のベースになる。

そこに炭素原子をくっつけていく。

どんどん長くなーる。

ナノベルトからナノチューブできーる。

すごい点

繰り返すが、これまで、ナノチューブの直径はコントロールすることが難しかったそうな。

でも、この作り方だと、最初に直径の大きさをコントロール・決定してから、チューブになるように伸ばしていくことができるから、均一な直径のナノチューブができる。

そういうもののベースになる技術として、カーボンナノベルトというものができたってこと。

研究段階から、工業・商業的なとっかかりができたことを意味しているので、実用化に向けて非常に大きな一歩を踏み出したと言えるね。

これによって、最強の繊維を実用的な長さでもって作り出すことができるようになったわけだ。

宇宙エレベータの課題が一つ解決

はい、こちらが宇宙エレベータ。

引用元:wikipedia

実は、あの大手ゼネコンの大林組も構想している宇宙エレベータ。

宇宙に伸びるケーブルを伝って、コンテナが上下するという代物で、ロケットなんかと比べると圧倒的に低コストで、宇宙まで物資を運べるようになるという。

で、このケーブルにはとんでもない強度が必要になるんだけれども、現在それに耐える物質は存在していない。

カーボンナノチューブはその材料として注目されている。もし生産できるようになれば、宇宙エレベータの実現に一歩近づく。

今回、欠かせないものに一つ、足がかりができたわけで、もう何年かしたら、安いコストで、誰もが宇宙に行けるような時代になるかもしれないと思うとワクワクしますね。

別に宇宙エレベータだけじゃなく、安価にカーボンナノチューブが作れるようになれば、建材とかで普通に使えるようになるかもしれぬ。

その他妄想

カーボンナノチューブ製の服とかね。

着てみたい。

きっと、軽くて丈夫じゃないかしら。

いや、でも固いんかなあ?

この記事のまとめ

大きな技術革新だと思う。

存在自体は60年前から唱えられていたのに、今まで世界の誰も作れていなかった。

けれども、作り方の手順次第で、作れなかったものが作れるようになる。

まさにコロンブスの卵で、発想や見方を変えてみることの大切さが学べると思う。

あとは、世の中は、日進月歩で、人間が持っている技術力は着実に進歩している。日本の科学力の水準が一定程度に保たれるような、今後もそういう世の中であれと願わずにはいられない。

ソース

できた! 夢のカーボンナノベルト 60年前に存在予言(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000022-asahi-soci

“夢の炭素分子”「カーボンナノベルト」合成 名古屋大が世界初

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/14/news103.html


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