政治の主役は、若者じゃないからね。あと、与党も野党もまっとうに政治をすると勝てないから。
内容は概ね正しい。
何が問題かというと、正しい政治をしてもきちんと評価されるシステムがないのが問題。
与党からすれば、野党なんて取るに足らないし、野党からすれば20代、30代なんて取るに足らない。
それが、態度に出るような国会対応を野党がしているから、若年層からの支持は野党はまったくえられず、口先だけの政治団体に、若者の目には移る。
もくじ
読んだ
若者の政治への労力
今、大学を卒業して働き始めたり、仕事がひと段落して結婚した人にとっては、政治にエネルギーを傾ける事はとても難しい。
これは、20代やら30代の人の将来のためには、とてもよろしくない事だし、そんな事は本人たちが一番よくわかっている。
だけど、そもそもそのためのエネルギーを捻出する価値を見出せないんだからしょうがないじゃないかっていう風潮がある。
自分たちが声をあげても何も変わらない
「どうせ自民党が勝つんでしょ」
この意識を盤石のものとした民進党(旧 民主党)は万死に値すると思ってる。
民主党政権の時代が暗すぎて、みんな野党に失望した。
政権が変わってからもその意識は変わらない。
特に、経済団体、企業といった利で動く人たちには、民主党政権時代の失望、それがありありと感じられたという影響がまだまだ大きく残っている印象。
政治の担い手として、実質機能するのは自民党しかありえないことが、日本でのありとあらゆるプレーヤーに強く強く印象付けられてしまっていて、それは今なお尾を引いている。
だから自民党が勝つ。
自分たちが声をあげても、自民党の大勢には影響しない。
だから、声をあげても無意味だ。
しょうもない問題を最大化するメディア・野党
森友学園の問題は、個人的にはしょうもないと思ってる。
自分の周りの人の意見を聞くと、聞いた人は全員同じ意見だった。(n=11くらい)
だから、そこを頑張るメディアも野党も「しょうもない」というレッテルが貼られる。
いや、確かに問題なのだよ森友学園の件。
だけど、そんなことよりも大事なことがいっぱいあるじゃないかしら。
トランプ政権への対応、北朝鮮情勢、日本の少子高齢問題
待った無しでしょ?
あの報道は本当に見ていて、面白くない
だから、そういう印象を持ってる国民心理をちゃんとつかんでいる安倍総理に「忖度」っておちょくられる。
それで、終わり。
テロ対策は必要か
必要と思う。
危機的状況に対して、きちんと動けるような備えはしておかないと、立法国家は何もできない。
以前に、超法規的措置というギャグのような言葉で人質交換したことがあったと聞くが、法律を無視しないと動けないというのは、法律にやたらとこだわる野党の皆さん的にはどーなんかと。
あとは、対外的に「ちゃんと日本はテロ対策してますよ」ってアピールしないといかんのではないかって、そういう意図も感じる。
そういう意味では必要。
現行の法律で対処できる について
あと、「現行の法律で対応できる」
っていうのは、
「洗濯板で、十分洗濯できる」
とか
「真夏でもうちわで十分対応できる」
ってのと同レベルにしか聞こえない。
冤罪について
一番の懸念はここだろう。
そもそも、法律を運用するのは、裁判所の領分なので、裁判所がきちんと法律を運用すればそれで懸念されるような問題は起こらない。
あとは、ちゃんと「疑わしきは罰せず」が適用されるかどうかをチェックすればいい。
政治の現場で全部考えようとするからおかしなことになる。
もし国会で議論するなら、必要な証拠についての議論をするべきじゃないかしら。
ナチスドイツの轍
ただし、あまりに政治もメディアもしょうもないからといって、無関心すぎやしないかと思わないでもない。
悪意を持って運用すれば、治安維持法っぽい使い方もできるのが、テロ等準備罪周辺であることはちゃーんと認識しておかなければいけないのは、もちろんのこととして。
やっぱり参考にするべきは、ナチスドイツがいかに誕生したかだと思う。
ヒトラーは、ちゃんと選挙で選ばれたし、総統というポジションはきちんとした、政治プロセスで承認されて生まれた。
当時ドイツ社会の根底にあった閉塞感が、ヒトラーやナチスドイツを生んだ。
政治への過度な関心が、半ば冷静さを失わせ、正常な情報判断を奪った。
つまり、政治において、過度な関心は、無関心と同じように機能する。
だから、今の日本はヒトラーが生まれる土壌はあると言える。
ただし、日本の場合は無関心が過ぎる。
今のしょうもない野党やメディアとは違う、論理的かつ戦略的な政治への関わり方が必要。
じゃないと面白くない。
とりあえずすべきこと
じゃあ、政治への関心を持つってどうすればと思うやもしれぬ。
答えはシンプルで、自分の選挙区の国会議員の名前くらいは把握して、ちゃんと国会で仕事させること。あるいは、地方自治体での影響力のでかい政治家の存在を把握すること。
全選挙区で、各人各々、それが徹底できれば政治の質は上がる。
政治に関心を持つというのはテレビを見ることではなく、自分が可能な範囲で政治の中枢への影響力を行使する態度を持ち続けることだ。
ちゃんとした政治への態度を持つには、ワイドショーなんかはかえって邪魔で有害で、政治の意思決定がどのようなプロセスで、どんな影響力で行われるかということをもっと知らないといけないし、自分の選挙区の政治家の動向くらい週間単位で監視してないとだめね。
この記事のまとめ
政治にきちんと興味を持ってないと、だめだ。
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